仮面ライダー THE FIRST

タイトル:仮面ライダー THE FIRST
監  督:長石多可男
主  演:黄川田将也

<あらすじ>
 大学院生である本郷猛(黄川田将也)はある日、世界を裏から操る秘密結社ショッカーの手によって拉致され、改造人間にされてしまう。
 自らの意志を剥奪された彼は改造人間・ホッパーとして、悪事を重ねていく。

 そんなある日偶然にも本郷としての記憶を取り戻したホッパー。
 しかし、記憶が戻ったのも束の間、自分が密かに思いを寄せていた女性・緑川あすか(小嶺麗奈)の婚約者がショッカーの怪人に殺害される現場に居合わせた彼はあすかから犯人だと誤解されてしまう。
 一方、ショッカーは組織を裏切った本郷を倒すべくもう一人のホッパー・一文字隼人(高野八誠)を作り上げる。
 ショッカーに殺されたあすかの婚約者・矢野と瓜二つの顔を持つ一文字は何喰わぬ顔であすかに近付いていく。
 本郷はショッカーの魔の手からあすかを守りきれるのか!?

 仮面ライダーの物語がいま始まる。

 
 
<感想>

 仮面ライダーの映画です。
 仮面ライダーといってもテレビ放映されたものではなく、石ノ森正太郎の原作に近いものらしいです(Shunは原作を読んでません)。

 まず、ライダーの造形ですが、これはものすごく格好良かったです。
 普通はこういうリメイクだと格好良いけど元の物と著しく違うものが多いんですが、このライダーは基本的なラインを踏襲しつつ格好良いという非常にすぐれたデザインだと思います。

 んで、肝心の話の内容ですが、もう構成がメチャクチャ。
 一つ一つのシーンをクローズアップすれば良い話ばかりなのですが、それを構成しきれていないためにあちこちで「?」というシーンが続出。
 ネタバレになりますので言及はさけますが、挿入された意味があるのか分からないシーンも多く話が不必要に長くなりすぎ。
 もっとライダー2人に絞って話を作ってほしかった。

 一方、アクションはというとこれも微妙。
 「超人的な力を手に入れてしまった改造人間」を描写するシーン(軽く掴んだだけでコップが割れるとか)は多くあるのですが、アクションにそれが活かされてない。
 要は超人バトルといった感じは無く、あくまで普通の殴り合いでしかないと感じました。
 もっと地面殴ったらコンクリートが割れるとか、ビルからビルに飛び移るとかあっても良かったと思う。
 キャラの動きは悪くなかっただけに残念。
 あ、でもバイクシーンは結構迫力あったんでそこは満足かな。

 最後に文句を。
 原作を忠実に再現と言ってる割にテレビ版にこだわったシーンが随所にあった。
 OPにテレビ版のテーマシングを採用したり、敵の幹部に死神博士(天本英世)を出したり……全然原作にこだわってないやん_| ̄|○
 大人の事情か知らないが、どうせならテレビ版なんか完全無視で作ってほしかったなぁ…。

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広くてすてきな宇宙じゃないか

タイトル:広くてすてきな宇宙じゃないか
主  催:演劇集団キャラメルボックス

 今よりちょっと未来の話。
 政府によるアンドロイドレンタルサービス、通称「ALS」が開始された。
 1年前に母を失ったスギエ、カシオ、クリコの3人兄妹の元にその「ALS」から1人のアンドロイドがやってきた。
 老婆型のアンドロイド・通称「おばあちゃん」。
 最初は「母の代わりなんていらない!」と反発する3人だが、スギエとカシオは徐々におばあちゃんとの絆を深めていく、ただ一人末の妹クリコを除いては…。
 何故そこまでクリコがおばあちゃんに反発するのか分からないまま日々は過ぎていく…そして、そのクリコの思いがある日とんでもない形で噴出することに…。

 60分の短い劇でありながら様々な要素が綺麗に織り込まれていてとても面白い作品だったと思います。
 心を持ったアンドロイドは人間なのか…。
 いつかは消えてしまう命に対して人はどう向き合うのか…。
 泣き笑い、そして深く心に残るキャラメルボックスらしい作品だと思います。
 後3日間「新神戸オリエンタル劇場」でやってますので興味のある方は是非!

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TRUTH

タイトル:TRUTH
主  催:演劇集団キャラメルボックス

 時は幕末・慶応四年。
 上田藩士・弦次郎は長州征伐から江戸上田藩邸に戻って来た。
 出迎える仲間達。
 彼らは同じ上田藩士であると同時に全員が池波道場の門下生でもあった。
 ある日、仲間の一人・隼助の作った鉄砲が暴発し、弦次郎は聴力を失ってしまう。
 自分の未来が閉ざされたことを知った弦次郎はある決意を固める。
 それは上田藩主を裏で操り、勝海舟暗殺を企むある人物の暗殺だった。
 暗殺決行当日、夜の闇に紛れて切り掛かった弦次郎。
 無我夢中で切った相手の顔を確認すると…そこにあったのは親友の英之助の顔。
 何故、自分が親友を切ってしまったのか、訳が分からない弦次郎に着せられたのは仲間殺しの汚名だった。
 かつての仲間達が仇討ちのために弦次郎を追う。
 時代の波に翻弄されながら生きた人々の運命の車輪が今回り出す。

 

 演劇集団キャラメルボックス20周年記念公演・第1段。
 非常に面白い作品でした。
 2時間という時間の中にギッシリと詰まった濃密な作品。
 正直、演劇で「まだ終わらないでくれ、もっと見たいんだ」と初めて思った作品だったと思います。

 難があるとすればシリアスな場面と笑わせる場面の境界が曖昧でメリハリが少し弱かったところでしょうか?
 基本はシリアスな劇なので、笑わせる場面は少しでよかったと思います。
 その方が話の流れのなかで平和だった時と切合いをする現実とのギャップをより引き出せたのではないでしょうか。

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ネバーランド

タイトル:ネバーランド
監  督:マーク・フォースター
主  演:ジョニー・デップ

 劇作家・ジェームズ・バリ(ジョニー・デップ)は悩んでいた。
 新作の出来が良くなかったからだ。
 案の定、初日の公演を見た人々からは酷評されてしまう。
 翌日、失意のバリは気分を紛らわすために、愛犬と共に近所の公演に散歩に出かける。
 愛犬の相手をしながら思索にふけるバリ。
 そこで彼は一人の未亡人・シルヴィア(ケイト・ウィンスレット)と、彼女の4人の息子達と出会う。
 その一家との出会いが傑作「ピーター・パン」誕生の瞬間だった。


 ピーター・パンの誕生秘話を映画化した本作。
 大作という言葉は似合わず、ただ名作という言葉だけが似合うそんな映画です。
 主演のジョニー・デップは彼の名を世に知らしめたパイレーツ・オブ・カリビアンのキャプテン・スパロウとは180°違う、夢を持つ英国紳士を見事に演じています。
 下手をすれば、ただの夢想家、偽善者ととられかねないこの役を見事に演じたその演技はさすがの一言。
 派手な立ち回りも、活かしたセリフもないですが無茶苦茶カッコイイです。

 ピーター・パンのモデルとなったシルヴィア夫人の三男・ピーター(フレディ・ハイモア)。
 父の死に触れ、その悲しみに耐えるために早く大人になろうとするその姿は涙と共感を誘います。
 脇を固める役者の演技も完成度が高く文句なしの出来だと思います。

 やや、難があるとすれば、劇「ピーター・パン」の製作が順調なのか、よく分からないまま公開当日を迎えてしまう点でしょうか。
 もうちょっと劇の製作シーンに時間をかけてほしかった気もします。
 まあ、全体の完成度の高さからすれば些細な問題なんですけどね。

 そろそろ、公開時期が終わりそうなのですが、まだ行ってない人はオススメなんで、一度劇場まで足を運んでみてはいかがでしょうか?

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ハウルの動く城

タイトル:ハウルの動く城
監  督:宮崎 駿

 帽子屋の少女・ソフィはある日、荒野の魔女に呪いをかけられて90歳の老婆の姿にされてしまう。
 90歳の老婆の自分はもう皆と同じ場所にいられないと、荒野に一人出るソフィ。
 そこで、彼女は魔法使い・ハウルと彼の動く居城と出会う。
 一方、世界は刻一刻と戦火に巻き込まれていく……。

 賛否両論の話題作。
 やっと見に行って来れました。

 感想!
 面白いんだけど、話詰め過ぎです監督!……でした(笑

 ハウルはカッコイイし、ソフィはカワイイ。
 木村ボイスや倍賞ボイスも話ほど気にならなかった。
 でも、話詰め込み過ぎなんだよなぁ……。
 機械の力による戦争と、それに加担&対抗する魔法という図式はすごく面白かったし、やられた!って感じだったんですが、それ以外が……ねぇ?

 ネタばれになるので多くは語りませんが、さすが宮崎監督、面白かったのは確かです。
 戦争や魔法なんか抜きにハウルとソフィのラブストーリーだと思えば問題ないのかも……?

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スキップ

タイトル:スキップ
主  催:演劇集団キャラメルボックス

 時は昭和42年。
 一ノ瀬真理子は高校2年生。
 文化祭の準備を終え、自宅で横になった彼女。
 ふと目覚めるとそこはまったく知らない家。
 なんと彼女は25年の時を超え、平成の世にスキップしてしまったのだ!
 心は17歳でも、身体は42歳。
 旦那もいれば高校生の娘までいる。
 しかも、自分はなんと娘の高校の教師だという。
 果たして彼女はこの世界で生きていかねばならないのか?


 北村薫の同名小説を演劇化。
 「スキップ」「ターン」「リセット」という時の流れを題材に置いたシリーズの1作目。
 時を飛び越えてしまった少女の苦悩とまっすぐ前を向いて行きようとする意志が伝わる話です。

 小説を演劇化していますが、原作に忠実に製作されたため、演劇を見ていながらもどこか小説を読んでいる気持ちになります。
 ただ、やはり小説を2時間の演劇にまとめるのは難しかったようで、途中ちょっと?と思うシーンもありましたが、概ね及第点なのではないかと思います。

 新神戸オリエンタル劇場で11月17日(水)まで公演(8、15日は休演日)。
 平日も公演し、当日券もあるそうなので興味がある方は行ってみては?

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SURVIVE STYLE5+

タイトル:SURVIVE STYLE5+
監  督:関口 現
主  演:浅野 忠信

 男(浅野 忠信)は殺しても殺しても蘇る妻(橋本 麗香)と戦い続ける。
 CMプランナーの女(小泉 今日子)は恋人の催眠術師(阿部 寛)を殺そうとする。
 殺し屋(ヴィニー・ジョーンズ)は通訳(荒川 良々)と共に周囲に「お前の役割は何だ?」と問い続ける。
 ある一家は催眠術で鳥に変えられてしまった父親(岸部 一徳)を抱え途方に暮れる。
 空き巣三人組(津田 寛治・森下 能幸・JAI WAST)は今日も今日とて他人の家に盗みに入る。

 まったく交わることのないような5つの話が触れあう時、物語は動き出す。


 なーんて書きましたが、この映画にストーリーはあってないようなものです。
 馬鹿映画です。はっきり言って馬鹿です(褒めてるんだよ?)。
 どうしようもなく馬鹿で、ハチャメチャで、微妙にエロ?くて、アクションあって、笑えて、そしてちょっとシンミリする映画(訳が分からん…)。
 私は大好きだけど、オススメはしません。
 絶対に人によって好みが別れるからね。
 でも、馬鹿映画が好きな人は行ってみな!絶対面白いから。

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いま、会いにゆきます

タイトル:いま、会いにゆきます
監  督:土井 裕泰
主  演:竹内 結子/中村 獅童

 妻・澪(竹内 結子)を失った秋穂 巧(中村 獅童)は幼い息子・佑司(武井 証)と共に暮らしていた。
 澪を失ってから1年目のある雨の日、澪との思い出の場所に立った巧と佑司はそこで、今は亡き澪との再会を果たす。
 だが、澪は巧や佑司のことを始め、一切の記憶を失っていた。
 二人の家族であったことに戸惑いを覚える澪。
 その日から三人の奇妙な共同生活が始まった。


 劇場公開より2週間フライングして試写会行って来ました!

 感想、良い映画でした!
 役者の演技、伏線張り方を含めた構成、演出、音楽、そのほぼ全てに満点をつけます!

 まずは演技、妻を失った男・巧を演じた中村 獅童はさすがの演技、今作でもちょっと情けなく、優しいお父さん役を見事に演じてます。
 死んだはずの妻・澪を演じた竹内 結子も妻であり、母であるこの役にはまってます。
 そして、おそらく一番秀逸だったのが二人の息子・佑司を演じた武井 証。
 母の死に悩み、情けない父が好きでその二人の愛を受け、二人を愛する子供の役を見事に演じるその姿はとても愛らしい!
 地味ですが、佑司の通う小学校の教師役で出て来るYOUもいい味だしてます。

 構成も満点です。
 途中で「?」と思うシーンも全てがエンディングに向けた伏線。
 最後に全てが集約していく回想シーンは会心の出来でしょう。
 それに加えて演出もよかった。
 ここの辺はもう自分の目で確認してもらうしかありません。

 音楽は劇中使用音楽もいいんですが、ORANGE RANGEの歌う主題歌が作品に非常にマッチしております。
 CD、買おうかな。

 この映画は「泣ける!」ことを売りにして宣伝されていますが、そんな「泣ける映画」なんていう些末な言葉で語ってほしくない出来の映画です。
 損は絶対にしない映画ですから、公開されたら一度見に行かれてはいかがでしょうか?
 なんていうか、見てて思わずニマニマしてしまう映画でした。

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スウィングガールズ

タイトル :スウィングガールズ
監督・脚本:矢口史靖

 東北の片田舎にある高校での夏休み。
 野球部の応援に行ったブラスバンド部に遅れて届いた弁当を届けるという口実で授業をサボった友子(上野樹里)達補習組。
 ところが炎天下の中持って行った弁当の所為でブラスバンド部が一人を除いて全員食中毒で緊急入院。
 唯一残ったブラバン部員・拓雄(平岡祐太)は食中毒の原因が友子達であると見抜きそのことを盾に次の試合までの代打として素人の友子達にブラスバンドをやらせることに。
 しかし、集まったのは17人。とてもじゃないがブラバンには人数が足りない。
 そこで拓雄が打ち出した苦肉の策はビッグバンドジャズ。
 今、ここにジャズバンド「スウィングガールズ」が誕生した!


 「ウォーターボーイズ」の監督・矢口史靖がメガホンをとった「スウィングガールズ」。
 内容はぶっちゃけ女の子版「ウォーターボーイズ」です。
 見に行った感想としては、素直に楽しめる良い映画でした。
 小細工なしに女子高生+ジャズバンドという題材を描ききったのがよかったのだと思います。
 名作というより快作!若さ溢れる青春映画!
 間違いなく楽しめる映画ですのでオススメです。
 特にラストの演奏は上手い下手ではなく楽しさが伝わる素晴らしいものですので是非見てみてはいかがしょうか?

 
 個人的には無口な眼鏡少女・関口(本仮屋ユイカ)と兄弟工員・高志(眞島秀和)&雄介(三上真史)がお気に入り!

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